2月21日、西播磨方面に伺いました。
交流会でご挨拶した団体、さらにお会いした方からご紹介いただいたところにもお話を聞かせていただくために訪れました。
まずは、ケーブルテレビ「佐用チャンネル」の番組を制作している「NPO法人まちかど」さん。さまざまな機器類に囲まれた現場にお邪魔しました。
住民の有志の「まちかどカメラマン」の活躍で、初めはカメラを向けられると戸惑っていた住民の方々も、この番組を見て知り合いが元気でいることを確かめられてうれしいと言ってくださるようになったそうです。
高校卒業後、町を離れた人の多くが帰省するお正月に開催される成人式は、出席率が9割近いとのこと。その様子を収録したところ、反響が大きいそうです。
「まちかどカメラマン」は、22歳から89歳まで20数名。
町役場の方々と共同で、映像の力を活用することで「わが町」のために取り組んでいる様子でした。
次に、本場ホルモン焼きうどんの昼食をとりながら、空き缶でもうけてもええ会の千種さんからお話を伺いました。
そこには、こんな自動販売機が。
さらに、生徒と地域とのつながりを大切にする試みを実践している学校としてご紹介いただいた兵庫県立龍野北高等学校へ。
龍野実業高校と新宮高校が発展的に統合し、電気情報システム科 、環境建設工学科 、総合デザイン科、看護科 、総合福祉科があります。
「まちを支える人づくり」ということで、醤油蔵の修理、皮革を使ったファッションショーや防災関連など、生徒が学校外で取り組むさまざまなプログラムがあります。この数年実施してきて、地域の人と交流しながら活動することが、生徒自身にプラスになることがわかってきた、とのこと。
一方、ほかの団体の方々からも、高校生が参加してくれるとその家族が参加しやすくなったり、まちの人も身近に感じたりで、とてもいい効果があるとのお話を聞きました。
最後に訪問したのは、NPO法人「えぇもん」さん。
入り口に「楽踊楽座」のチラシが貼ってあります。
今年のNHK大河ドラマで注目の黒田勘兵衛を題材に踊って地元をアピールするそうです。衣装のデザイン制作、振り付けも自分たちで、チラシも手配りしているとのこと。
こどもたちが参加するダンスバトルや、高齢者への踊りの指導などで、参加者から「元気になれた」と言われて、とてもやりがいを感じるそうです。
このように、財団事務所のある神戸から離れた地域の方々と、少しずつつながりができ始めました。
3月6日には、NPOや行政の方々に加えて、企業、学校関係者も交えて、「西播磨NPO&CSRネットワーク交流会」をたつの市のNPO法人ひと・まち・あーとさんとともに開催します。ここでもまた新たな出会いとつながりが生まれることでしょう。よろしくお願いします。