また、すべての人は共にあるという観点から、防災への取り組みをします。防災は万人が分け隔てなく対象となり身近な人とのコミュニ―ケーションが欠かせません。
このような活動によって、誰でもが互いを認め合い、共にあれる場づくりを目指しています。
皆様のご支援を心よりお待ち申し上げております。
(共感寄付 2025年9月参加)
なんのために?
インターネットの普及、少子高齢化、未婚化・晩婚化、核家族化が急速に進む現代では、人と人とのつながりが希薄になっています。生身の触れ合いや心を通わすことが激減し疎外感を抱く方が増加、友人、家族や地域のコミュニティとの接触がない「社会的孤立」は社会問題になっています。どんなに集団や人づきあいは苦手という方でも人は社会なくしては生きられない。心身の健康は、他者との関わりの豊かさによって影響を受けるという考え方が広まっています。
当会はアートを手掛かりとして『様々な立場の方々が、各々の心地良い距離感を保ちつつ、与え与えられ、互いを認め合い共に在れる場づくり』を目指してきました。原始時代から人は絵を描いています。このような人間の本能であるアートに触れることは、既成概念に捕らわれず各自が自分の持つ本来の感覚で多様な価値観の存在を認め合うものとなる。また、表現手法を学ぶことは多彩なコミュニケーションのあり方を模索するものとなる。更に作品を軸とするアート活動においては、表現者であったり、鑑賞者であったり、展示の運営者であったり、傍観者であったりと多様な関りや、表現者と鑑賞者、表現者同士、鑑賞者同士など運営者も含めて多面的なコミュニケーションを直接対面はしなくとも持つことが出来る。アートは人のなせる業、人肌の温もりある精神を持ちますが果実の作品自体は無機質です。この静けさは、人づきあいに疲れた心にも心地良いのです。
また、防災への取り組みは高齢者から子どもまですべての人に分け隔てなく間口を広げ、ご近所との連携という身近な人とのコミュニ―ケーションを活性化します。
アートと防災を媒介とすることで、人づきあいに困難を抱える方にも、そうではないという方にも、すべての方に、作品を介するというアートの特性と必然的に住民全てが対象になるという防災の特性により距離感を持ったコミュニケーションを担保しながらも、親密な繋がりも選択でき、人命救済に役立つ「共生の場」を約束できると思います。

なにをする?
自己表現手段として自由な手法で創作活動をしている現代アーティストと障がいのある人の作品を繁華街にある3会場を使って共に展示し、その展示模様が放つハーモニーの美しさを不特定多数の方に体験して戴き、すべての人は対等に認識されるべき存在であり、互いを高め合うものであることをアート(人のなせる業)を通じて訴えます。障がい者等に対する偏見は根強く、その作品も、哀れみのような感情から評価されることがまだまだ多いと感じられますが、それを是正し、真価を問える状況を先ずは作りたいと思います。守られた公民館などではなく一般の場で、理解を深めてもらう工夫はしながらも一般に展示し、純粋に作品の持つ素晴らしさを感じてもらい、そこから作者に対する人権に思いを馳せてもらうことを目指します。
防災への取り組みとしては、今期は阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し震災を思い起こすことをテーマとした作品展示コーナーを設けます。また、その一環として、防災グッズを素材とした触れるオブジェの制作と展示、暗がりでの展示を行い、視覚障害のある方にも参加いただける内容とします。高齢化が進む現代社会において視覚障害は万人の課題になったと言えると思います。
〇展示
・2026年2月13日(金) ~ 2月17日(火) 11時~18時 (最終日~17時)
■こうべまちづくり会館地下1階ギャラリー
・2026年2月20日(金) ~ 2月24日(火) 11時~18時 (最終日~17時)
■南京町ギャラリー蝶屋
■コープ自然派兵庫つどうスペース めぐる
〇ワークショップ
・2026年2月7日(土)・8日(日)
■コープ自然派兵庫つどうスペース めぐる
視覚障がいのある方にも参加いただき、ひょうご防災特別推進員のレクチャーを受けた後で、ホイッスル、ダストマスク、すべり止付軍手、保存飲料水などの防災グッズを一つ選んでいただき、それを素材とした触覚で鑑賞できるオブジェを作成


寄付金額のイメージ
◎1,000円でSNSが苦手という方9人に展覧会のご案内が郵送できます
◎3,000円で車椅子使用の方が作品搬入に来るための駐車料が確保できます
◎3,000円で点字のチラシが10枚印刷できます
◎3,000円でボランティアの方6人に交通費が渡せます
◎3,000円でボランティアの方20人に化学物質無添加・オーガニックの飲料が配れます
◎5,000円で障害があり就労できない方に半日分のアルバイト代がお渡しできます
大切にしていること(団体の強み)
障がい者アート展で知り合ったメンバーが立ち上げた作品展覧会に端をなす当会は、当初より、環境や個人的資質などから社会に適応出来ず苦しむ方や、そのようなことも自ずと共有し時にはサポートしようという思いのある方で運営されています。当事者と目される方も、サポーターと目される方も、ありのままの自分で、与え与えられ対等に活動しています。「こうでないといけない」がないので、皆が、各々の心地よい距離感を保ちつつ、好きな時に、共に在れる場です。このような中で、アートなどの専門的知識に精通するメンバーも増えてきており、この自然発生的に大きくなってきた優しく心地良い居場所を、より多くの方に向けて拡げたいと考えています。

今後のビジョン
10年前に始まった繁華街をひかえる神戸市内での活動が一貫して、社会適合に困難を抱えて苦しむ当事者とそのサポーターによるものであったのに対して、5年前よりスタートさせた宝塚市内での活動では、住宅街特有の地域というものを取り上げることによって、対象者が高齢者から幼児まで、すべての住民へと広がり、逆に活動域が大きくなりました。
昨年度より宝塚で始めた「地域アート防災マップづくり」も好調です。今後は、アートと防災を媒介として、神戸と宝塚での活動を連動させ、相互の良さを融合させながら、活動をより多くの方のお役に立てるよう法人化も視野に入れて広げていきたいと思います。

担当者メッセージ
もう長い年月が流れてしまいました。
阪神淡路大震災の2年後、やっと再建出来た我が家に亡骸となって帰宅した妹。自律神経失調症で社会生活不能となりブラブラしているしかなかった私には、急な病に倒れた妹を救う術がありませんでした。悲観に暮れる私の心に灯をともしてくれたのは、「絵を描くことで世間と繋がっていきたいから僕を見守っていて欲しい。他の人といると心がザワザワしてしんどくなるけど、さみちゃんといると心が凪いでほっとするんだ」と不思議な申し出をしてきてくれた出会ったばかりの統合失調症の男の子でした。「私が面倒を見たいのは女の子やで。妹や」と思いながらもズルズルと彼のペースに巻き込まれていき、1年もしないうちに、それまでは何の興味も持っていなかったアートに触れることで心癒されるようになりました。彼のきめ細やかな感受性が私に沁みこんできたのです。その後、健康療法の会にお世話になったりと、意図しない好機に恵まれ、気が付けば、私は小さな事業所の事務員として社会復帰をしていました。
皆が互いのありのままを認め合い、どのような方でも心安らかに、心豊かに、共に在れる場をつくることに、残された人生を捧げています。当会は、このような私の思いを良しとしてくださる心優しい方々で溢れています。
皆様の温かいご支援をお待ち申し上げております。
そしてよろしければ、この展覧会に足をお運びください。
お会いできますことを心待ちにさせていただきます。 壁がなければ実行委員会 代表 山田早弓
団体基礎情報
| 団体名 | 壁がなければ実行委員会 |
|---|---|
| 住所 | 兵庫県宝塚市 |
| ホームページ | https://folioinc.wixstudio.com/kabe |
| 代表等 | 【代 表】山田早弓 |
