しあわせな未来は、わたしが選ぶ。 共感寄付

シェルターでの子どもたち

シェルターに入られる子どもたちの状況は様々です。

家を出る説明も聞かずに学校から帰ってすぐに母親と一緒に保護される子、母親と相談し準備をして家をでて保護される子、また母親の後押しをし、家を出て保護される子、様々な気持ちを抱えてシェルターに来られます。

どの子も1つ言えることは、いつも母親を気遣っているということです。安全なシェルターに来られていますが、不安でいっぱいの母親を気遣い心配する子どもが多いです。本当は子どもたちも友だちに「さよなら」をいえなかった悲しい気持ちや、今まで我慢してきた気持ち、怖かった気持ちを言えずに抱えています。

子どもたちと一緒に遊んだり、勉強する時間の中で様子を見て「今まで大変だったね、よく頑張ったね」と声をかけると、「大変やった」「怖かった」「嫌やった」とポツポツ気持ちを話してくれます。また、よく眠れるようになったという子どももいます。逆にお母さんと離れられない子どももいます。

シェルターにいる時間は短いですが、母親の支援と並行に子どもの支援も大切です。体を使って遊ぶ、絵本を読んだり、折り紙をしたりと遊びを通して気持ちを表現する機会を持てたらと思います。

ウィメンズでもいま手探りのなかで子どもの支援をどのようにするか検討中です。保育ボランティアの方の協力を得ながら、子どものあんしん・じしん・じゆうを増やしていきたいです。
(ウィメンズネット・こうべ スタッフ)

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