緩やかな空間で育む
医療的ケアや配慮を必要とする子どもたちとの共生保育「ちっちゃなこども園にじいろ」の詳細へ
報告日:2012年10月4日
夕日が沈むのが広い窓越しに見えます。床はコルク、木目の美しい打ち出しの壁に緩やかなドームを描く天井、電灯は布のシェードで緩く覆われています。シンプルだけど柔らかな空間が、「ちっちゃなこども園にじいろ」、その場所です。
私たちが打合せに訪問したときは、ちょうど子どもたちが帰ったあとでスタッフの方がエプロンをたたんでいるところでした。打合せの机も椅子も子どもたちサイズ。一瞬、自分の子どもの頃に引き戻されたかのような、少し懐かしい感じがします。
シュタイナー思想に則って建物は設計されており、壁の塗装や家具の組み立ての一部をスタッフやボランティア自らが手がけたとのこと。環境を整えることも「保育」の一環になっています。いろいろとお話しをきいていると、子どもは一人ひとり違うこと、健常児であれ、特別なケアの必要な子どもであれ、その子に合わせて成長を見守りたい、スタッフの思いが伝わります。
ボランティアも随時募集中とのこと、ホームページなどで詳細を確認して事務所にお問い合せください。
(事務局 奈良)