制度からこぼれ落ちてくる子どもたちに寄り添い、ひとり一人を大切に、安全安心で心も身体も守られる子どもの居場所の運営を続けています。自信をなくした子どもたちが本来の自分を取り戻し、生き生きと成長していく様子を応援することで、支援者も元気をもらえます。
(共感寄付 2025.6月より参加)
なんのために?
学校に行きづらい子どもたちは、学校でも家でも不安と孤独に苛まれ、自分に自信をなくしています。発達特性があって周りとのコミュニケーションが苦手な子どもたちは、いつも怒られてばかりで、自分もイライラしながら、苦しんでいます。ひとり親家庭、家族が病気や障害で経済的に厳しい家庭の子どもたちは、いつもお金がない不安を抱え、また保護者がいそがしくてかまってもらえない寂しさをやり過ごしています。
子どもを支援する公的機関や学校、障害児のサービスなどはあっても、条件にはあてはまらなかったり、費用が必要だったり、そのはざまで、支援を受けられていない子どもたちがいます。
また、子どもだけでなく、子どもたちの保護者の方々も、どうしたらいいのかと途方に暮れていたり、答えの見つからない相談を繰り返して疲弊されていたり、仕事に行けず経済的にも厳しくなったりされています。
なにをする?
学校に行きづらい、発達特性がある子どもたちは自信をなくして、自分の殻に閉じこもりがちなので、自分らしくいられて、自分が認めてもらえる場所が必要です。
教科書の学習ではなくても、生きる力につながるさまざまな体験活動をすることで、自分にも力があることがわかり、自信につながリます。
同じような生きづらさを抱えている子どもたちと一緒に活動する中で、仲間意識が芽生えて、協力して活動を進めることができるようになります。
困りごとを抱えていてもなかなか外に出られない、本音で話せない、10代の思春期の子どもたちは、いちばんしんどい時期をすごしているので、ちょっと外に出て人と話ができたり、ホッとする場の提供をします。
子どもに困りごとがあっても、子どもが元気でいてくれることが保護者にとって何より安心であり、居場所があることで、保護者の安心感が増します。
子どもの貧困調査(山野則子/編著 明石書店)の中で、子どもの貧困の連鎖を断ち切ることは、行政施策でも難しいが、保護者の気持ちの回復はソーシャルサポートに効果があると書かれています。このことから、指導や援助というより、悩みを抱えた保護者と子どもに寄り添うことで効果があると考え、実践しています。
<取り組み>
①子どもの居場所開設(毎週火・土曜日10時〜15時)年間100回程度と、10代の居場所(毎週木曜日15時〜20時)年間50回程度
②生きることにつながる、地域をまきこんだ体験活動(畑作り、調理、スポーツ、環境学習、お金の学習等)毎回の居場所で1つの体験活動(1時間〜5時間)を取り入れる
③夜間の子どもの居場所(毎週金曜15時〜20時、土曜18時〜20時)年間100回程度
④保護者同士が気持ちをわかりあえたり、子どもの対応で参考になる情報の共有ができたりする集まりを開催



寄付金額のイメージ
・ 5,000円のご寄付でスタッフを1人1日分の人件費となります。1人増えることで子どもに丁寧な対応ができます。
・ 2,000円のご寄付で1ヶ月分の交通費として、外に出にくい子どもの送迎ができます。
・ 1,000円のご寄付で子ども2人分の食事の用意ができます。
・ 50,000円のご寄付で、1ヶ月分の家賃と駐車場謝礼を支払うことができます。
大切にしていること(団体の強み)
生きづらさを抱えながらも、学校でも家でも子どもたちは精一杯頑張って生きています。子どもが気を張らずに、のんびりと気持ちを落ち着けて過ごし、日頃のストレスを発散できる居場所づくりが大切だと考えます。
教師でもなく保護者でもない大人がいて、子どもの良さを認めて、優しく温かい場所を提供することで、子どもは元気を取り戻し、今の精一杯頑張っている自分に気付き、自分を肯定することができるようになります。
一人ひとりの子どもとスタッフの信頼関係によって、子どもたちが過ごしやすい居場所を作っていくこと、子どもの権利を守り、一人ひとりを大切に扱うことを基本に、見守りを続けています。


今後のビジョン
利用の子どもたちは経済的に余裕がない家庭が多いため、利用料を徴収することは難しいと考えています。市役所からの紹介で利用につながることがあり、今後は市の委託事業として受けることを希望し、市との調整も随時行なっています。
現在の子どもの居場所の考え方、活動方針は変更なく、事業の継続を行いたいですが、収入面が課題です。子どもの居場所の数は、まだまだ足りないので、居場所づくりに関心がある方や団体があれば応援したいと思っています。
子どもが少なくなる中でも不登校の子どもたちは増える一方です。学校の不登校サポートルームのサテライト的な位置付けとしても働きかけを行いたいと思います。
ただ、行政委託に縛られない、てとて広場であるからこそできる人と人のつながりや温かさを大切にした活動としても、続けていきたいと思います。
担当者メッセージ
てとて広場は生きづらさを抱えた子どもの居場所を開設して5年目になります。子どもたちは、みんなそれぞれに自分の力があるのに、それを生かせず、自分らしさを失いそうになってここにやってきます。
それでも、地域のご協力いただけるみなさんの力を借りて、農業や調理など生きることにつながる体験活動と、認め合える仲間とともに体を動かして遊ぶ中で、自分らしさを取り戻し、元気になっていきます。
収入源がない中で、いつも資金繰りが厳しいですが、「この居場所をなくしてはいけない」と、てとて広場を卒業した青年たち、保護者のみなさんにいつも励まされて、居場所を続けています。
子どもは今や社会全体が育てるもの。
てとて広場はそれを実証し、多くの皆様とともに、未来ある子どもの応援を続けていきます。
団体基礎情報
| 団体名 | 特定非営利活動法人西脇てとて広場 |
|---|---|
| 住所 | 兵庫県西脇市 |
| ホームページ | https://www.tetote-hiroba.com/ |
| メールアドレス | tetotehiroba@gmail.com |
| 代表等 | 【理事長】市位 辰三 |
