事業について
(1)学園都市校の運営(神戸市西区:西部拠点) 平成29年8月開校(8年目)
①場所:神戸市外国語大学サテライト教室(市営地下鉄学園都市駅前)
②日時:毎週日曜日13時~17時(全50回)
③2024年度末時点の参加者数
・受講生数 40名(3年13名、2年16名、1年3名、高校生8名)
・講師数 33名(神戸市外大17名、神戸大3名、京大2名、兵庫県立大1名、他大学3名、社会人7名)
・スタッフ数 8名(神戸市職員3名、社会人5名)
④進学実績 13名(公立一般5名、公立推薦5名、私立3名)
(2)住吉校の運営(神戸市東灘区:東部拠点) 平成30年4月開校(7年目)
①場所:東灘区文化センター(JR住吉駅前)
②日時:毎週日曜日午後13時~17時(全50回)
③2024年度末時点の参加者数
・受講生数 17名(3年6名、2年4名、1年2名、高校生5名)
・講師数10名(神戸大6名、大阪大1名、社会人3名)
・スタッフ2名(兵庫県職員1名、社会人1名)
④進学実績 6名(公立推薦2名、私立3名、通信制1名)


事業の成果
神戸市職員が職務を通じて得た知識・経験・人脈を活かして、塾に通えない等の事情を抱えた中高生のために、地元大学生等とともに無料の学習支援を行う「神戸みらい学習室」を市内各地で運営するとともに、地域で活動する学習支援団体とネットワークを形成することをミッションとし、次の3つの取り組みを実施しました。また、本活動を7年間実施してきたことで、神戸市内ではありますがマッチングの重要性や夢ゼミを実施する地域団体が増えてきたのではないかと考えています。
2024年度も積極的に活動を行い、11月9日には全国の学習支援団体を対象に初めて神戸で全国シンポジウムを行いました。また、大学や企業との連携も進めることができたと思います。
①学習支援活動の質の向上と量の拡大 個別の学習支援を実施し、市職員を核とした学習支援モデル(副業含む)を
広くアピールでき、より効率的かつ効果的な学習支援の運営の仕組み及び持続可能な 事業の仕組みの実現に近づけました。
②夢ゼミの実施 毎月1回程度、中高生に対し、ボランティア講師の大学生や社会人等から、自身の大学生活や就職活動そして勉強することの意義などを発表していただき、受講生へ学びの意義を伝え、自身の将来を考える機会をを設けました。
③市内学習支援団体の連携を進め、学習支援活動の拡大・発展を図る当団体が呼びかけ、2018年10月に市内の主要学習支援7団体からなる「神戸学習 支援協議会」を発足し、本年度の加盟団体は25団体まで拡大しました。
事業の手ごたえ
これまで、当団体の学習支援活動は、地域の皆様をはじめ、社会貢献活動を行う個人や団体、企業の皆様からのあたたかいご支援により支えられてきました。今後も活動を継続、拡大していくためには、助成やご寄付の支援が必要です。これからも私たちの活動をさらに多くの方に知っていただき、応援してくださる方にご支援をお願いし、様々な困難を抱える子どもたちの学習支援を安定させ、継続していきたいと考えています。
最後に、本年度寄せられた受講生や保護者の方からの感謝の言葉を一部抜粋し、お伝えすることで、当団体が感じている手応えを共有させていただきます。
・今まで勉強をサポートしてくれた皆さんありがとうございました。この神戸みらい学習室で様々ことを学び、経験しました。これらの学びや経験を活かし将来の自分へ活かしていこうと考えています。(中3男子)
・みらい学習室に行くようになって、わからない問題の説明を受けれるようになったのでいろいろな問題が解けるようになりました。また、いかなかったら出会えなかった先生(大学生の方)に出会えたり、高校の情報を教えてもらったりと勉強以外の面でもたくさんのことを学べました。(中3女子)
・親の事情で子供に塾に通わす事が出来ず、そういった事情も子供には言う事も出来ないまま月日が立ちました。私としては、両親以外、学校の先生以外の大人に接するいい機会だと思いました。勉強は、やらされてるから徐々に自分からやるという感じになっていったと思います。(中3男子保護者)
・大学生講師から高校や大学の具体的な話を聞けたこと、また夢ゼミで自分達にどんな未来があるか、その為に今どんなことが必要かを聞かせてもらえたのがよかったようです。今勉強することの意味を感じることができ、勉強に取り組みやすくなったようでした。(中3女子保護者)
今後の事業について
子どもの学習習慣を定着させるために最も大切な要因のひとつと考える講師と受講生の最適なマッチングを常時図っていくシステムを構築したいと考えています。学習支援団体にとって、この作業は多大な事務負担となるため、出席管理を兼ねるプログラムの開発に取り組み、安定的で継続的な子どもの学習支援の運営を構築することを目指します。
また、様々な困難を抱える子どもの学習支援では、その要因に保護者が大きく影響するだけでなく、保護者もその困難な状況に直面していることから、家庭での生活相談を含める支援を図ることが重要と考えています。今後は、事務作業の軽減化を図りながら、子どもの生活環境の改善を含めた広義の学習支援活動に取り組みたいと考え、必要となる人材をより充実拡充したいと考えています。
そして、本年度は、学習支援シンポジウム全国大会を神戸市で開催するなど、市内だけでなく、全国の学習支援団体とのネットワーク化を図り、また、一部の大学や企業との連携も進めることができたと考えています。ただ、全国の企業との連携については想定より遅れており、次年度の課題と考えています。今後は、次年度以降、受講生と講師の最適マッチングを図るアプリ開発の精度を上げ、全国展開に向けて改良を行うとともに、全国規模のシンポジウムを引き続き神戸で開催し、地域型学習支援が、全国に広がっていくよう全力で取り組みたいと思います。


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