しあわせな未来は、わたしが選ぶ。 共感寄付

参加団体インタビューVol.2第五期「NPO法人ふぉーらいふ」様

し あ わ せ な 未 来 は 、わ た し が 選 ぶ 。
― 共 感 寄 付 ―

フリースクールFor Lifeは子どもたちが次のステップに進むためエネルギーを溜める所

「フリースクール」という言葉を聞いたことはありますか。また、そこでは実際にどんな活動が行われているかを知っていますか。
共感寄付・取材プロジェクト2回目は、「フリースクールFor Life」の運営や発達障害児へのサポートなど、子どもたちへの様々な支援活動を20年以上継続されている「NPO法人ふぉーらいふ」さんへお伺いしました。どのような思いで子どもたちを支えておられるのか、
理事長・中林さんと副理事長・矢野さんに話をお伺いしました。

中林 和子 さん (特定非営利活動法人ふぉーらいふ 理事長)
白百合女子大学卒。1997 年フリースクール FORLIFE を設立、2002 年 NPO 法人化。現理事長。
1998 年こうべ LD の会(ボランティア団体)を立ち上げ、発達障害支援を始める。
関西圏のネットワーク「ふりー!すくーりんぐ」立ち上げに関わる。NPO 法人不登校・登校拒否を考える全国ネット理事、垂水区社会福祉協議会評議員、兵庫県立青雲高校評議員、垂水警察署評議員。特別支援教育士。

 

矢野 良晃 さん特定非営利活動法人ふぉーらいふ 副理事長)
兵庫教育大学卒。同法人のフリースクールForLifeで代表を務め、不登校や発達障害の子どもたちへ、遊びと学びを通じた学習機会の提供を行う。現場経験を生かしながら、神戸大学非常勤講師、神戸市区民まち会議委員、神戸市垂水区社会福祉協議会協働コーディネーターなどにも務めている。特別支援教育士、一般社団法人イマココラボ「2030 SDGs」認定ファシリテーター。

 

―共感寄付に寄せられたお金はフリースクールの実績をまとめた書籍の製作費に充てられるそうですが、今回、20年の活動をまとめ、書籍を作ろうと思われたきっかけを教えてください。

中林
いじめや発達障害などで、学校に行かない・行けない子どもたちのためのフリースクールFor Lifeを開校し、彼らの学びや育ちを支援する活動を20年間してきました。For Lifeの活動が子供に与えるいい影響、悪い影響を客観観的に検証する必要があると感じています。そこに子どもたちや地域とどう関わってきたかといったFor Lifeらしいストーリーを加えて書籍を作りたいと思っています。
矢野
フリースクール全体の認知度が上がり、以前よりも比較的ライトにフリースクールが創設されるようになりました。For Lifeはアクティブラーニングや話し合いを重視していますが、教室という場所のみを提供するフリースクール、勉強を中心に行うフリースクールところなど、フリースクールにも様々なカラーがあります。一つのフリースクールを見て固定観念を持っている人もいると思うので、この書籍からFor Lifeがどんな活動をしているか、フリースクールのモデルの1つとして知って欲しいと思っています。
中林
For Lifeという居場所があることによって、子どもたちがどうエネルギーを蓄えて、どう次のステップに進むか、答えを出すのは子供たち。だから、私たちの思いだけで書籍を書くのではなく、子どもたちの息遣いをいれたいと思います。子どもたちのふとした一言には、いろいろ悩み、考えている思いが表れています。それは家族的なFor Lifeという場だからこそ出てくる言葉なので、そういった言葉を大切にしたいと思います。

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① 書籍を購入してみる
2019年12月、サイトにて発売開始予定!

 

学びとはともに作り上げていく中での気づき

―日々の活動の中で大切にされていることはなんですか?
中林
私たちは、問題があるといつも子どもたち主体のミーティングで話し合って解決していきます。多数決ではないミーティングです。日ごろちょっと気になっていることなどを話して、自分とは違う考え方を知ることが大切です。学びとは一方的に教えたり教わったりすることではなく、ともに作り上げていく中での気づきだと考えています。
矢野
「自主・自立・生活と命」、この3つがFor Lifeが一番大切にしていることです。この3つを目指すために、私達は「フリースクールでやりたいこと、学びたいことはなんですか?」と、子どもたちへ何回も聞きます。答えがなければ「ない」、「わからない」でいい。でも、折にふれて何度も聞いていくと、子どもたちが思いを話し始めます。その思いに正解・不正解はありません。それを、ひたすら大人達が聞く。そうやって子どもたちに寄り添うようにしています。

▲子どもたちの話し合いの結果がたくさん掲示されていました!

 

―子どもたちや保護者がFor Lifeを知るきっかけはなんですか?
矢野
保護者の方がWebなどから情報を探して訪れて下さることが多いですが、子ども本人がYouTubeを見て、「ここへ行ってみたい」と言って来てくれることもあります。

―You Tubeやブログなど様々なメディアを使って活動を発信しておられますね。
矢野
休んだ生徒や保護者、また学校の先生からその日何をしたのか知りたいという声があり、日々の活動を発信しています。他にも、団体の支援者が見てくれていたり、様々な方に関心を持っていただくきっかけにもなっています。

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② 日々の活動を見てみる。
Youtube https://www.youtube.com/user/FreeSchoolForLife
ブログ http://blog.canpan.info/forlife/

 

▲子どもたちが2年7か月かけて作った一枚板のテーブル。
うっかり付けた大きな傷も大切な思い出、失敗ではない。

 

―For Lifeに通っているのは、どんな子どもたちですか。
矢野
子どもが不登校になると、学力不振やいじめなど「はっきりとした」原因を求めてしまいますが、実際にはいろいろな事が少しずつ積もって、最後の最後に先生に怒られた、友達とケンカしたなどのきっかけで学校へ行けなくなることが多いようです。子ども自身はっきりわからないことも多いです。For Lifeでは原因探しより、自分が「今」どうかを聞いて、答えて・・・を繰り返すことを大切にしています。家族の背景なども多様なのでパターンではくくれません。様々な人たちがその子にアクセスすることが大切だと思うので、その問題について話したり、相談したりすることを重視しています。

―保護者の反応は。
中村
親御さんの価値観はすぐには変わりにくいですが、子どもが変わると、親も変わります。子どもの成長が分かると、親は安心します。子どもと親は本当につながっているので、親が沈むと子供も沈んでしまいます。親が明るくいることが大切です。

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③ SNSをフォローしてみる。
Facebook https://www.facebook.com/npoforlife
Instagram https://www.instagram.com/npoforlife
Twitter http:/twitter.com/npoforlife

 

―子どもたちにとって、フリースクールFor Lifeはどんなところ?
通っている子どもたちに聞いてみました!

N君(小学校4年生 For Life歴 6か月)
T君(小学校6年生 For Life歴 1か月)
S君(中学2年 For Life歴 9か月)

▲左から、N君、S君、T君

―ここはどんなところですか?
[N君]
楽しい所。家では勉強する時間が多い。ここでは話したり、みんなでゲームしたりできる。なんでも自分のスタイルで出来る。やりたいことを自分でする。
[T君]
しゃべっている時とか絵を描いている時、楽しい。
[S君]
いろいろな経験が出来る所。小さい子と一緒に活動とか。勉強の仕方も自分で決める。家よりいる時間が長いので生活しているような感じがする。会議では僕がよく司会をするが、やりたければ4年生、6年生も同じように司会になる。

―会議って何?
[S君]
火曜日にカフェミーティング。みんなで色々な事を話したり、決めたりする。月の終わりには次の月にすることを話す。

[N君]
この前の会議で工場見学に行きたい!と言ったら、行くことになった。

[S君]
ここでは自分たちで案を出して進めなければ、イベントが全然ない。パンフレット作ったり、スケジュールを決めたり、全部自分たちでする。修学旅行とかも自分たちで内容決める。ここは経験の嵐。

[N君]
ここでしかできないことがいろいろある。お祭りの時、売る側になったり。売る側になったら、売る人の気持ちわかる。美味しいと言ってくれたらむっちゃ嬉しい。

―スタッフさんはどんな感じ?
[N君]
いろいろサポートしてくれる。学校の先生みたいに「止めなさい!」とか言わず、「こっちにしたら?」とか自分から止めることを選べるように話しかけてくれる。

[T君]
遊んでくれる!

[S君]
見守ってくれる感じがする。やさしめの親戚の人みたい。他にも色々な人がボランティアで来てくれる。

―将来なりたいもの、やりたいことはある?
[N君]
ゲーム好きだからゲームクリエーター!

[S君]
色々したいことがあるから、できることを増やしておきたい。料理人、農家、職人、プログラマとか。ここでは月1食堂で昼ご飯をみんなで作る日がある。いつか近隣の人にふるまいたい。

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④ フリーマーケットで買い物してみる。
子どもたちがフリーマーケットで様々な商品を販売します。
品物を集める、値段をつける、接客する・・・。たくさんの経験をします!
ぜひ子どもたちの姿を見に、お店へお越しください。

▲今は16人が通っています。
がちゃがちゃではFor Life20周年記念オリジナル缶バッチ販売中!

 

―これからの社会は、どんなふうになってほしいですか?
中林
少しずつ変わってはきましたが、まだまだ以前の考え方が残っています。「学校に合わない」という子も無理やり合わせなければならないし、不登校の子も学校に行けないことに罪の意識を持っている。でも、いろいろな選択肢があることを知れば、全然ちがう道が見えてきます。子どもはみんな生まれながらたくさんの可能性を持っています。その可能性が必ず花開くと信じて、その子のために何ができるかを考える大人でありたい。子どもが幸せになって欲しいと願って、一人一人に寄り添える社会になってほしいと思います。

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⑤ 共感寄付に参加してみる。
【5-H】フリースクールの実践をまとめ、必要な人に情報を届けたい!
https://hyogo.communityfund.jp/kyokan/project/7-h/

 

取材:(公財)ひょうごコミュニティ財団インターン 堀

記事の内容は2019年7月時点のものです。

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