また、地域のシニアが担い手となることで、世代を超えて支え合う地域づくりも進めています。現在は神戸市内15校で活動しており、2026年度中には17校への拡大を予定しています。
子どもたちの未来と地域のつながりを守り、さらに広げていくために、温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
(共感寄付 2026年6月より参加)
なんのために?
現在の教育現場や地域社会は以下の3つの課題に直面しており、これらの課題を解決するために取り組んでいます。
• 学習の取りこぼしが生む負の連鎖
子どもたちの中には、家庭環境や学習機会の違いから、「どうせ自分にはできない」と自信を失ってしまうケースがあります。こうした教育格差は、見えにくいかたちで広がりつつあります。算数の九九や分数といった基礎でつまずいたまま、十分に理解できないまま進級・卒業してしまう子どもも少なくありません。一度失ってしまった自信を取り戻すためには、集団授業だけでは難しく、一人ひとりに寄り添う個別の支援が求められています。
• 多忙を極める教員の現状
教員不足や長時間労働の影響により、現場の先生方は日々の授業準備や校務、保護者対応などに追われています。そのため、本来であれば必要とされる「一人ひとりの子どもの『わからない』に放課後じっくり寄り添う時間」を確保することが、現実的に難しい状況となっています。
• シニア世代の社会的孤立
地域には豊かな経験を持つシニア層が多くいますが、退職後に社会との接点を失い、孤立してしまうケースが少なくありません。彼らの「誰かの役に立ちたい」という想いと、子どもの「助けてほしい」という声が結びついていない現状があります。


なにをする?
私たちは、神戸市立小学校の教室を舞台に、地域住民(主にシニア)がボランティアとして子どもたちに寄り添う「放課後学習支援事業」を展開しています。
特徴は以下の通りです。
- 「本当に支援が必要な子」へのダイレクト・アプローチ
担任教員と密に連携し、学習支援が必要だと判断された児童を対象に実施します。学校内で行うからこそ、支援から漏れがちな子どもたちへ確実に手を差し伸べることができます。 - 「できた!」を支えるマンツーマンに近い個別指導
週1〜2回、地域ボランティアが可能な限りマンツーマンで隣に座り、寄り添います。単に正解を教えるだけでなく、挑戦した過程を「褒める・認める」ことで、子どもの自己肯定感を育みます。 - 三方よしの「地域共生型」モデルの拡大
- 児童: 「わかった!」という成功体験から、学ぶ意欲と自信を取り戻します。
- 教員: 放課後の指導を地域に委ねることで、翌日以降の授業準備や児童対応に集中でき、教育の質向上と負担軽減につなげます。
- ボランティア(シニア): 子どもから頼られる関わりが、新しい「生きがい」と「居場所」をもたらし、地域のつながりを再構築していきます。
2017年の1校から始まったこの輪は、2026年度には神戸市内17校(全校の約10%)へ広がり、支援児童数は600名、ボランティア数は300名を超える規模となります。今回のご寄付は、より多くの学校に放課後学習支援を届けるための活動拡大資金として、大切に活用させていただきます。
【活動実績】
2017年度:垂水区の多聞の丘小で学習支援活動スタート
2021年度:垂水区の下畑台小でも活動開始(合計 1 区 2 校)
2022年度:東灘区の 3 校(住吉小・魚崎小・本庄小)でも活動開始(合計 2 区 5 校)
2023年度:東灘区の向洋小、北区の桜の宮小、垂水区の千鳥が丘小でも活動開始(合計 3 区 8 校)
2024年度:北区の鈴蘭台小・花山小、灘区の灘の浜小、中央区の上筒井小でも活動開始(合計5 区 12校)
2025年度:垂水区の多聞台小、長田区の長田小、兵庫区の夢野の丘小でも活動開始(合計7区15校)
2026年度:北区の桂木小、中央区の宮本小でも活動開始予定(合計7区17校)

寄付金額のイメージ
神戸市からの補助金を活用して活動しておりますが、現状では、活動拡大に必要な資金の確保が難しい状況です。
そこで、より多くの児童に継続的な学習支援を届けるため、活動のさらなる充実・拡大に向けて、皆様からの「共感寄付」をお願い申し上げます。
◎5,000円:10人の児童を対象とした1日分の個別学習支援ボランティアの謝金として活用させていただきます。
◎1万円:小学校1校で1日実施する個別学習支援ボランティアの謝金をまかなうことができます。
◎5万円:小学校1校で活動を開始する際のボランティア募集チラシを作成・配布できます。
◎10万円:小学校1校で活動を開始する際のボランティア募集に向けた新聞折り込み・ポスティングの費用を確保できます。
◎20万円:小学校1学年で1年間の継続的な支援を支えることができます。
大切にしていること(団体の強み)
①児童・学校(教員)・地域ボランティアの「三方よし」モデル
本事業は、児童・学校(教員)・地域ボランティアのそれぞれに価値を生み出す「WIN-WIN-WIN」の仕組みを持っている点が最大の強みです。
●児童
放課後に原則マンツーマンで学習支援を行うことで、児童一人ひとりに丁寧に向き合える環境をつくっています。自分の努力を認めてもらう体験は、学力向上だけでなく自己肯定感の向上にもつなげています。
<児童の声>
「算数が苦手で嫌いだったけど、好きになった」
「何回も根気強く教えてくれるから、分かるようになった」
「学校でやるから、友達と一緒で嬉しい」
●学校(教員)
地域ボランティアが放課後学習を担うことで、教員はその時間を翌日の授業準備や教材研究などに充てることができます。結果として、教員の業務負担軽減や働き方改革にも寄与しています。
<教員の声>
「普段のクラスでは、返却テストを破ってしまう児童も、放課後学習会では楽しそうに学んでいる」
「放課後学習を導入した学年は、学力調査テストで神戸市内の順位が大幅に上昇した」
「効果を数値で測ることは難しいが、児童が嫌がることなく学習会に駆け込んでくる姿こそが最大の成果」
●地域ボランティア
学習支援活動は、シニアを中心とした地域ボランティアにとって、社会参加や生きがいにつながる機会となっています。子どもたちとの交流を通じて地域との新たなつながりが生まれ、活動そのものがボランティア一人ひとりの「居場所」を創出しています。また、校区内にお住まいの60代以上の方々に対し、安心して参加できるボランティアデビューの機会にもなっています。
<ボランティアの声>
「一週間の中に、子どもと接して若返る日ができ感謝している」
「学校の現場を知ることで、先生の大変さを理解し、応援したくなった」
「学校外で児童に会っても声をかけてくれ、『地域の人』になれた気がする」
➁学校と密接に連携した学習支援体制
●学校との連携による的確な支援
日頃から児童の学習状況を把握している担任教員が対象児童を選定するため、学習面で支援が必要な児童に対して的確にアプローチすることができます。
●学校内での活動による高い参加継続率
学習支援は学校の教室を活用して実施しています。児童にとっては普段通い慣れた場所であるため、学外の学習支援と比べて心理的ハードルが低く、継続的な参加につながりやすいです。
●地域活動の広がり
現在、4つの小学校で学校運営協議会に参画しており、学校との信頼関係を基盤とした活動を展開しています。学習支援活動をきっかけに集まった地域ボランティアが、特別支援学級のサポートや早朝受け入れ活動など、学校を支える他のボランティア活動にも参加する事例も生まれており、地域全体で学校を支える仕組みづくりにもつながっています。
今後のビジョン
「放課後に、地域の大人が子どもの未来を支える社会を。」
私たちは、子どもたちが地域の大人に見守られながら、安心して学び、成長できる社会を目指しています。家庭や学校だけに任せるのではなく、地域ぐるみで子どもを支える仕組みを広げていきたいと考えています。放課後学習の場では、大人が子ども一人ひとりに寄り添い、小さな「できた」を積み重ねることで、自信を育んでいきます。そしてその関わりは、大人にとっても新たなつながりや生きがいとなり、地域に温かな循環を生み出します。
私たちはこの取り組みを、まず神戸市内すべての小学校へ、そして将来的には全国へと広げていきます。
担当者メッセージ
私は生活保護世帯で育ち、さまざまな経験格差の中で生きてきました。
その中で、自分の可能性を大きく広げてくれたのが「教育」でした。
勉強が分かるようになると、学校が楽しくなり、日々の生活に自信と希望が生まれます。
一方で、勉強が分からないままでいると、「どうせ自分はできない」と心を閉ざしてしまう子どもがいます。
その分岐点に、そっと寄り添える存在でありたい――そんな想いで活動しています。
「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、子どもたちの未来は確実に変わります。
私は、勉強が分からないことで自信を失う子どもを、一人でも減らしたい。
そして、すべての子どもが自分の可能性を信じられる社会を実現したいと本気で願っています。
この挑戦に、どうか力をお貸しください。ご支援を心よりお願い申し上げます。
団体基礎情報
| 団体名 | 特定非営利活動法人 放課後学習ボランティア支援の会 |
|---|---|
| 住所 | 神戸市垂水区 |
| ホームページ | https://ganbarumon.info/ |
| 代表等 | 【代表】今関 明子 |
