神戸を中心に日本に住むミャンマー人を対象とし、活動拠点を「多文化共生のまち」長田に構え、生活相談、食糧配布や衣類の提供、日本語教室、カフェ交流会などを行っています。
本国では‘21年2月1日にクーデター、’25年3月28日に大地震が発生し、故郷を離れ神戸にやってくるミャンマーの若者は年々急増。彼らが来日後すぐに「温かく迎えてもらえるんだ」と安心感を感じられるように、そして将来への夢や希望をもちつつ自力で暮らしていけるように、彼らとの交流をはかりながら支えてまいります。
(共感寄付 2026年6月より参加)
なんのために?
2021年2月1日ミャンマー国軍によるクーデターが発生し、国内避難民368万人、海外への避難民は160万人と報道されています。その上2025年3月28日にはミャンマー中部のマンダレー・ザガイン地方で、マグニチュード7.7の巨大地震が発生し、死者約3,700人以上、行方不明者数は約5,000人以上、被害を受けた人々は約1,700万人に及ぶとされています。
こうしたミャンマーの現実から逃れるように留学生や労働者として来日する若者が急増。10年前には神戸在住のミャンマー人は100人にも満たなかったのが、2026年1月現在は3,188人となっています。(神戸市公式サイト 企画調整局政策課 「国籍別 外国人人口」より)
もともと貧困な国であるミャンマーから、借金をしてでも子どもを逃がそうとする親たち、その親たちのために懸命に働いて、自分の生活を切り詰めてまで仕送りしようとがんばる、来日した若者たち。
では、受け入れる側の市民はどうでしょうか。
被災地の支援といえば現地に直接入って活動したり、支援金・物資を届ける活動には注目が集まります。一方、生きる道を求め来日するミャンマーの人々、その背景には光が当たることなく、ただ「外国人」と一括りにされ思考の外へ追いやられているのではないか。同じまちで暮らしながら、困窮する彼らを気に留めてくれる人は、どれくらいいるのでしょう。
私たちNPOが、現地に直接行けなくてもできることは何だろう?
日本に来た彼らを支えることが、ひいてはミャンマー支援につながるのではないだろうか。そのためには、どんな支援が必要だろうか。一般市民であるボランティアスタッフが、知恵を出し合い話し合いながら、今日も活動を続けています。


なにをする?
1)食糧支援活動(月2回) 毎回30人分を準備
来日してすぐのミャンマー人留学生を対象。不安な中での日本の地域社会での最初の接点。
アンケート用紙に日々の困りごとや要望などを書いてもらい、必要に応じフォローする。
2)冬服・寝具プレゼント(冬季に5回程度) 毎年延べ300~500人程度に配布
冬でも30度ある国からくる留学生や労働者が、日本の寒い冬を温かく過ごせるように。
提供する衣料や寝具は、市民や企業、大学などに寄付を募る。
3)日本語学習支援(月3回程度)
少しでも早く日本に馴染んで暮らせるよう、日本語のスキルアップを。
4)カフェ交流会(毎月1回)
日本で手に入る身近な食材を使った料理やミャンマー料理を「みんなで一緒に作り、みんなで食べる」ことを楽しむ。
5)ミャンマーの行事の開催を支援(毎年) ミャンマー人としてのアイデンティティを維持
・「水かけ祭り(ティンジャン)」 ミャンマーの新年のお祭り(800人程度参加)
・「カティン祭り」 多くが仏教徒であるミャンマー人の大切な行事。僧侶に袈裟や日用品を寄贈し感謝する(150人程度参加)
・「フットサル大会」フットサルはミャンマーの国技ともいえる(400人程度参加)
6)日常的な生活、住居、医療、事故などの相談活動(通年 週5日程度)
7)写真展・セミナー開催(毎年 数回) 日本人向け
1人でも多くの市民に、ミャンマーことを知り関心をもってもらうために。またボランティア活動への参加をいただくための最初の出会いの機会ともなっている。出会った時には「お米(がほしい)」と控えめにつぶやき頼ってくる、日本語学校の留学生たち。その都度交流を続けていくうち、大学や専門学校に進学あるいは就職がきまるといううれしい知らせが届きます。彼らと共に喜びを分かち合うことが、スタッフにも大きな力となります。私たちボランティアがまず日本の地域社会の窓口となり、ミャンマーの若者たちと共に集まり共に喜び合う、そうすることがやがて地域の人たちが彼らを優しく温かく受け入れ、共に暮らしていく社会へとつながるでしょう。


寄付金額のイメージ
◎3千円:およそ半月相当分のお米と調味料を支給できます
◎5千円:およそ1か月相当分のお米と調味料を支給できます
◎1万円:「水かけ祭り」「カテイン祭り(僧侶の袈裟祭り)」「フットサル大会」などミャンマー人の
自主的な活動のための会場や設備の借料にあてられます
◎5万円:相談活動やカフェ活動のための空間としての事務所維持の費用にあてられます
大切にしていること(団体の強み)
神戸に住むミャンマーの人たちと一緒に活動ができることです。ただ支援をする側、される側というのではありません。
カフェ交流会「ミャンマーカフェ」では、ともに料理を作ることによりお互いの食文化の違いを理解し合い、また日本の食材の調理の仕方を学んでもらえます。彼らはともに食事をすることをとても大切にします。親しくなる一番の近道です。
冬服・寝具のプレゼント会では、重い荷物を積極的に運んでくれます。真夏のゆかた祭りでは、何枚ものゆかたが入ったカバンをさっと持ってくれたり、日傘を差しかけてくれたり・・・ともかく彼らはとてもやさしいのです。
食糧支援や冬服プレゼント会などで「どうしてミャンマー人に親切にしていただけるんですか」などと不思議がる留学生もいます。そんな時には「あなたたちもみんなに優しいでしょ、一緒ですよ」と話すと納得してくれます。
こういった場面一つ一つからお互いの信頼関係が生まれるのです。その過程がとても楽しいのです。
今後のビジョン
ミャンマー本国の人々への支援が必要とされているのは承知です。ただ一方では、逃げるようにして日本にきているミャンマー人への支援も、今できるたいへん大切な事業です。将来的には、彼らが自立し地域社会で共に生きる術(すべ)を獲得し、仲間たちの課題・問題を自ら解決する力を身につけていくことを大きな目標としています。
私たちは、彼らをサポートし、地域でともに生きていくことを目指します。彼らからも、ともすれば私たちが忘れがちな「利他」の気持ちを学んでいます。
ここに至るまで、ボランティアスタッフの大変な努力と貢献により、何とか活動が維持されてきています。しかし、急増するミャンマー人に対応し継続的にを支えていくには、さらにボランティアの拡大とレベルアップが必要です。そのためにはNPO法人の持続性と発展性を獲得する必要があり、早急に主財源を安定的に確保することが不可欠な状況です。
担当者メッセージ
私たちのプロジェクトをご覧下さりありがとうございます。担当の中村と申します。
ミャンマーKOBEで活動をはじめてから5年目を迎えた主婦です。
当会では40代から70代の幅広い年代の男女が10数名、経験や特技を活かしながら、それぞれの生活スタイルに合わせ「出来る時に出来る分だけ」活動をしています。
3年近く前、新長田は大正筋商店街の貸しオフィスから、現在の拠点に移りました。地震による火災を免れた地域の一角にあり、2階建ての民家を改装したレトロな佇まいの事務所です。
毎週火曜~日曜、メンバーが交替制で事務所当番をつとめ、時には交流会や日本語教室を開いています。が、ここで活動を続けていくことに不安材料が出てきました。築50年超えの木造住宅は、外来種のシロアリの被害に見舞われております。歪んだ柱に閉まらぬ建具を目にしながら、「地震が来たらどうしよう・・・」シロアリ駆除の薬剤投与も一時しのぎで、目下、引っ越し先を探すのが急務となっています。
ミャンマー人が安心して暮らしていけるよう支援し、地域での共生を目指すにも、まずは私たち自身が安心して活動を続けていける場所がほしい。だけど移転費用に頭が痛い。
増え続けるミャンマーの人たちに対応しながら支援を継続するには、このままでは人手不足は免れません。その上、組織運営や活動に伴う諸々の事務作業も負担となっており、できることなら専業の事務員を雇いたいけれど、それにもお金がかかる。
今、こうして原稿に向かいながら、これまで出会ったミャンマーの人たちの笑顔とともに、日々不安や悩みを分かち合い、お互いを気づかいながら活動を続けるスタッフの顔を思い浮かべています。
国内外で、困っている人も困りごとも、数限りなくあるでしょう。その中で、ご縁があって出会った目の前の人を助けたい。
どうか皆さまのお力添えを心よりお待ちしております。
団体基礎情報
| 団体名 | 特定非営利活動法人 ミャンマーKOBE |
|---|---|
| 住所 | 神戸市長田区 |
| ホームページ | https://www.myanmar-kobe.jp/ |
| 代表等 | 【理事長】猶原 信男 |
