(特活)神戸の冬を支える会 第6期活動報告(2025.4.1~2026.3.31)

事業名

ホームレス状態、安定した住居のない方(住む家のない方、生活困窮者)への支援活動

事業について

住居を失った方、生活に困窮する方への各種支援を阪神・淡路大震災後継続して行ってきたが、相談内容も多様化、複雑化する中で、必要な支援が確実に実施できるように取り組んできた。

2025年度は、毎週火・木・土の10時より神戸市中央区の小野浜公園にて炊き出し・相談活動を行い、月の第Ⅰ・第2・第4日曜日の16時からは尼崎市の中央公園にて炊き出し・相談活動を行った。利用者は神戸では毎回平均約100人、尼崎では約35名であった。
また、2025年12月28日~2026年1月4日、神戸・東遊園地で、2026年1月10日~12日に尼崎・橘公園にて越年越冬活動を行い、炊き出し・生活相談・法律相談・医療相談等の取り組みをおこなった。越年越冬活動での利用者・参加者は延べ1989人(炊き出し数も同数)であった。

なお、神戸の冬を支える会では、経常的に神戸市内・兵庫県域12町の生活困窮者等を対象に相談支援活動を実施しているが、緊急的に食糧支援が必要な方については食料支援を行った。

また、刑事施設から釈放される予定であるが帰住先(住居)がない(あるいは釈放されたが帰住先がない)状態の方の支援依頼も数多く寄せられ、裁判での情状証人、更生支援計画書の提出、拘置所や警察署、刑務所での面会、面接などを行い、釈放時の住居確保及び生活保護などの各種福祉制度の利用支援などの取り組みを行った(実人員103人、面接・面会等239回)。

事業の成果

コロナ禍以後、若年層の相談者が増加し、生活困窮の多様化が見られる中、支援側の支援体制の充実も必要と思われる。炊き出しや相談体制をより充実し、生活困窮者を孤立させず、支援につなげていく必要を感じる。

また、他の相談支援機関からの支援依頼は件数、依頼先ともに増加しており、地域でのネットワーク構築、相談体制の充実、問題解決能力の強化に果たす当会の役割の重要性を認識している。

行政からの委託事業により住居を確保した方の人数は2025年度は119人であるが、事業を利用せず住居確保の支援を行った人数は139人で、関係機関、各種支援団体との連携、社会資源の開拓の成果であると考えている。地域での信頼できる相談先として今後も取り組みを前進させていきたい。

事業の手ごたえ

限られた財源で2つの事務所と9名の職員を雇用して相談支援体制を整えているが、行政からの委託事業以外の相談も数多くあり、問題解決能力の強化、支援のネットワーク体制の確立とともに、活動を維持する財政的裏付けが極めて重要と考えている。

そのような中、特に炊き出しの食材や食料品配布など必要な現物を確保するという点で、寄付金とその拡充の必要性を強く感じる。

また、どんな相談、どんな支援依頼でも断ることなく、全力で必要な支援を行うというスタンスとその取り組みの蓄積が、新たな制度を生み出す根拠、原動力となると信じて取り組みを行っている。

今後の事業について

生活困窮者の増加と多様化に伴う支援活動の継続と体制の充実を図る。

具体的には、以下の事項を軸に行う。
 ①改めて会のミッションを確認しつつ、スタッフのスキルの向上を図る
 ②どんな相談・支援依頼も断らず、問題解決を図るというスタンスの徹底
 ③関係機関との連携の強化及び支援ネットワーク体制の充実、社会資源の更なる開拓
 ④新たなニーズに対応する柔軟な活動スタイルの確立
 ⑤活動内容を知ってもらうための広報の充実

収支報告書

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